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研究開発だより

SPSの抗アレルギー作用

SPSを毎日600mgずつ継続して摂取することで、花粉症や通年性アレルギーを軽減することが、厳密な二重盲検法による臨床試験で確認されました。

スギ・ヒノキなどの花粉症や、ハウスダスト類・ほこりなどが原因の通年性アレルギーの症状を軽減させる機能があります。SPSは天然素材だから体にもやさしくて安心です。

SPSには「体質改善効果」と「抗アレルギー作用」があります。(アレルギー症状にはTh1とTh3という免疫細胞が深く関係しています。)

アレルギー発症のメカニズム

有効性の要約

SPSの抗アレルギー効果

試験管レベルでの試験やマウスを用いた動物試験を行って、しょうゆの新しい機能性としてSPSの抗アレルギー活性を発見しました。さらに、臨床試験を実施して、通年性アレルギーおよびスギ花粉症の方々を被験者として、SPS摂取によるアレルギー症状の低減効果を確認することができました。

厳密な二重盲検試験

臨床試験では、一日あたりSPS600mgを摂取していただき、二重盲験試験を行いました。
二重盲検試験では、被験者の方々も被験者を診察する医師も、SPSあるいはプラセボ(擬似薬)の入ったカプセルのどちらを摂取しているのかわからないように実施します。
二重盲検試験は、通常のオープン試験(あらかじめ摂取するカプセルの中味を明らかにして実施するため、心理的な期待効果が現れやすい)よりも厳密かつ正確に被験者の方々のアレルギー症状を客観的に評価することができます。

花粉症と通年性アレルギー

通年性アレルギーの方々は、ハウスダスト、イヌやネコの皮クズ、ダニなどがアレルギー原因物質となって、一年を通じて、くしゃみや鼻づまりなどのアレルギー症状が現れています。
一方、スギ花粉症の方々は、スギ花粉がアレルギー原因物質となって、春の飛散時期にアレルギー症状が引き起こされます。
いずれの場合も、SPSの摂取によりアレルギーの諸症状が明らかに軽減されることがわかりました。

SPSはアレルギー症状を明らかに改善しました

通年性アレルギーの場合は、4週間のSPS連続摂取を実施しました。
SPSの摂取を開始してから、2週間後にはアレルギー症状の改善効果が体感でき、その効果は試験終了(4週)まで持続しました。
スギ花粉症の場合は、8週間のSPS連続摂取を実施しました(スギ花粉の飛散3週間前からSPSの摂取を開始したことになります)。
スギ花粉の飛散より1週間後(すなわち4週のSPS摂取)から、アレルギー症状の改善効果が体感でき、その効果は試験終了(8週)まで持続しました。

SPSの安全性

2回の臨床試験において、血液検査、尿検査および医師の診察からSPS摂取による身体の異常は全く観察されず、SPSの「安全性」は非常に高いといえます。さらに、抗アレルギー薬のように「眠くなる」などの副作用はありませんでした。

まとめ

以上、二度にわたる臨床試験により、SPS摂取によるアレルギー症状の低減効果を確認することができました。スギ花粉症のようにアレルギー発症前のSPS摂取だけでなく、通年性アレルギーのように発症後のSPS摂取でも、アレルギー症状の改善効果が期待できます。

本研究の一部は、「平成14年度新事業創出等食品産業技術開発事業課題(農林水産省)」として実施したものです。

SPSの抗アレルギー作用の学術データ

通年性アレルギー症状の抑制効果と臨床試験結果

通年性の吸入系アレルギー(ハウスダスト、ネコ、ダニ)の人が対象で、小麦・大豆アレルギーの人は除外。
被験者に4週連続摂取(SPS300mgを朝夕2回服用)してもらい、問診および血液検査を実施した。二重盲検による2群比較で症状を判定(n=21)。
(総合健康開発研究所(東京)にて2002年10~12月に実施)

通年性アレルギー症状の抑制効果と臨床試験結果


スギ花粉アレルギー症状の抑制効果と臨床試験結果

スギ花粉症アレルギーの人が対象で、小麦・大豆アレルギーの人は除外。
被験者に10週連続摂取(SPS300mgを朝夕2回服用)してもらい、問診および血液検査を実施した。二重盲検による2群比較で症状を判定(n=51)。
(総合健康開発研究所(東京)にて2004年1~3月に実施)

アレルギー所見QOL(Quality of Life) 鼻の症状:くしゃみ、鼻みず、鼻づまり 鼻以外の症状:眼のかゆみ、なみだ、日常生活の支障 計6項目

医師の所見 鼻の症状:下甲介粘膜の種類、下甲介粘膜の色調、水性分泌量、鼻汁の性状

本研究の一部は、「平成14年度新事業創出等食品産業技術開発事業課題(農林水産省)」として実施したものです。