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おしえて!淡口しょうゆ

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淡口と濃口の使い分け

味の特長

淡口しょうゆ
穏やかな風味と華やかな香りが、料理全体の味をまとめます。
素材のおいしさと色を生かして、だしの風味を効かせます。
新鮮でクセのない食材には、淡口しょうゆで素材の味を引き立てる料理をおすすめします。
味・色・香りのバランス
濃口しょうゆ
濃い色と濃厚な味・強い香りを持ちます。
臭みやクセの強い食材は、濃口しょうゆでその味を包むことができます。
味・色・香りのバランス

原料が違います

濃口しょうゆの原料は大豆・小麦・塩。龍野発祥の淡口しょうゆは、そこに米も加えるところが大きな違いです。まろやかで上品な甘味と旨味、穏やかな香りが加わり、より風味豊かでおいしい淡口しょうゆに仕上がります。

作り方が違います

淡口しょうゆは手間をかけて造ります。しょうゆ独特の芳香はそのままに、色だけ濃口しょうゆの3分の1という風味豊かなしょうゆを造り上げるには多くの時間と手間が必要なのです。

淡口しょうゆができるまで

淡口と濃口の使い分け表

淡口しょうゆ 素材の味や色を生かし、さっぱりと仕上げたいお料理に最適。
煮る 若竹煮、かぼちゃのそぼろ煮、里いもの含め煮、おでん、炊き込みごはん、たこめし、
若竹汁、まつたけのお吸物
焼く・蒸す だし巻き玉子、茶碗蒸し
かける・つける キャベツとささみのごまあえ、白身魚のカルパッチョ、きのこのマリネ
濃口しょうゆ 生臭みのある青魚、肉などコクを出したいお料理に最適。
煮る ぶり大根、さばの煮つけ、豚の角煮、関東風おでん、佃煮
焼く・炒める すき焼き、和風チャーハン
かける・つける 鰹のたたき、焼きなす、冷やっこ

淡口しょうゆの意外な使い方

料理のかくし味として使うことで、香ばしさや味の深みを増す引き立て役にもなれるのです。

洋食に
カレー、シチュー、スープ、スパゲティ、ソテー、グラタンなど、かくし味にほんの少し加えると味がグッと引き締まります。
お菓子に
饅頭の皮やあん、ぜんざい、アイスクリーム、クッキーに加えると、塩味と複雑な味が加わって、甘味が引き立てられます。
中華に
素材の下味付けや炒めものの仕上げなど、香ばしい香りが付き、一段とおいしさが増します。
その他のお料理に
インスタントラーメンやみそ汁の仕上げに、かくし味として使うと香りも味も良くなります。
熱い番茶
ほんの少し落とすと、香ばしさと深みのある味になります。

グラタン・ぎょうざ・ぜんざい・番茶の写真