ヒガシマル醤油株式会社（本社：兵庫県たつの市、社長：竹内宏平）は、醤油で培った醸造技術を応用し、大豆から鉄分吸収促進効果を有する機能性成分「SPS」を作り出すことに成功。このたび、「SPS」を主成分とする「大豆発酵多糖類」と鉄分を添加した「大豆発酵多糖類（鉄）」を、平成24年6月25日（月）に新発売いたします。

発売背景

鉄分は、体内の酸素を運搬する赤血球を作るのに重要な栄養素であり、鉄分の不足は、貧血・頭痛・疲労・集中力の低下などの症状を引き起こします。
厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、現代の成人女性と子どもは、1日に必要な鉄分を十分に摂取できておらず、1日あたり約3.0mgの鉄分が不足しているといわれています。また、高齢になるにつれて食事の量が少なくなりがちで、栄養が不足気味になるため、高齢者では鉄欠乏性貧血の割合が増えています。鉄分の不足は、子どもから高齢者まで幅広く深刻な課題です。
当社は、しょうゆの持つ機能性について研究を重ね、京都大学・兵庫県立大学との共同研究により業界に先駆けて、しょうゆに含まれる「SPS（しょうゆ多糖類）」に鉄分吸収促進作用があることを発見。平成18年には「SPS」と鉄分を強化した商品「おいしく鉄分がとれるしょうゆ」を開発しております。
このたび、新たな製法（特許第4673071号）により、大豆から「SPS」を製造することに成功しました。
この「SPS」を含んだ業務用製品「大豆発酵多糖類」・「大豆発酵多糖類（鉄）」を、食品加工メーカーや健康食品メーカー、企業・学校給食、介護老人保健施設（老健）・病院などをターゲットとして新発売いたします。