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2012年6月26日NEWS RELEASE No.1212

「うどんスープ」などの生産能力増強

ヒガシマル食品、新工場竣工

―食品安全管理システムを導入、小京都「龍野」の町並みを配慮したデザイン―

ヒガシマル食品新工場全景
【ヒガシマル食品新工場全景】

ヒガシマル醤油株式会社の子会社ヒガシマル食品株式会社(兵庫県たつの市、社長:淺井昌信)は、同社敷地内に建設を進めていた新工場の竣工式を6月26日に執り行い、本格生産を開始いたします。

ヒガシマル食品㈱は、昭和40(1965)年の創立以来「うどんスープ」を始め粉末調味料を製造し、お客様にお届けしております。
この間、製造量や製品アイテムの増加、商品形態の多様化に対応して、工場の増改築や設備の更新を逐次行い、また、お客様の品質に対する要求事項の高度化に応える為、建屋の改造やQC活動及びISO9001の導入による改善の積み重ねを行って参りました。
しかし、生産拠点の分散によるムリ・ムダや、建屋の老朽化も進んできましたので、このたびより一層の安全・安心な製品を目指し、生産環境の整備と増産体制に対応した新工場を建設し、竣工の運びとなりました。
これにより、生産能力が従来比150%となり、関東を中心とする需要の増加に応えられます。

新工場のポイント

1. 安全・安心な製品の提供

  1. 異物混入防止の為、AIB食品安全システム1に準拠した建屋や設備、運用設計を実施。
  2. 生産環境に合わせて、清潔区域、準清潔区域、一般区域と明確にゾーニング設定を実施。
    各境界エリアには、エアシャワーやパスルームを設置。
  3. 独自の製造実行システム(MES)を導入し、コンテナの自動搬送及び貯留・計量・混合の各工程を制御。
  4. 製造履歴管理を強化。

1AIB(アメリカ製パン研究所)食品安全システム:異物混入等の防止の為、日常的な運営管理や施設・設備が有効に機能しているか、徹底した現場主義によって評価する食品安全監視システム

2. 環境への配慮

  1. 粉末調味料製造に不可欠な除湿空調に「湿式除湿空調方式」を採用し、
    二酸化炭素排出量が少ないLNG(液化天然ガス)や、地下水を利用したハイブリッドシステムで、
    環境負荷を低減し総合的なエネルギー効率が大きく向上。
  2. 原料や製品の搬送トラックの動線を敷地内に確保し、
    駅前周辺の交通渋滞の緩和や周辺住民・従業員の交通安全及び騒音対策に努めた。

3. 地域への貢献

駅前通りに面したポケットパーク
【駅前通りに面したポケットパーク】

平成21(2009)年度のJR本竜野駅周辺都市整備事業に合わせ、
新駅舎や周辺施設との連携を図り、まちづくりを推進。
JR本竜野駅と城下町観光エリアを結ぶ動線上に、
小京都「龍野」の町並みに溶け込むよう外観をデザインした。
また駅前通りに面した敷地の一部に親水スペースを含んだ
ポケットパークを設け、憩いの場として提供。

新工場の概要

名 称 ヒガシマル食品工場
建設地 ヒガシマル食品現工場敷地内(一部拡張)
兵庫県たつの市龍野町日飼188
敷地面積 約14,800m²
建物概要 鉄骨鉄筋コンクリート5階建 延床面積 約12,000m²
生産品目 粉末調味料製品 約55品目
「うどんスープ」「ちょっとどんぶり」「ちょっとぞうすい」「揚げずにからあげ鶏肉調味料」等
生産能力 230万袋/日(従来比 150%)
稼動開始 平成24(2012)年6月
総工費 約32億円
設計 鹿島建設株式会社
施工 鹿島・進藤共同企業体

ヒガシマル食品株式会社

ヒガシマル醤油株式会社の粉末商品製造部門を、昭和40(1965)年に独立させ設立。

資本金 4,600万円
代 表 代表取締役社長 淺井昌信
本 社 兵庫県たつの市龍野町富永100-3 
生産品目 「うどんスープ」「ラーメンスープ」「ちょっとどんぶり」
「ちょっとぞうすい」「揚げずにからあげ鶏肉調味料」等の粉末調味料

お問い合わせ先

ヒガシマル醤油㈱ 秘書課(小林ひとみ・松尾美保)
TEL:0791-63-4567 FAX:0791-63-3407 〒679-4167 兵庫県たつの市龍野町富永100-3